Slipping through my fingers
最近知った曲なんだけど(マンマ・ミーア!に入ってるから)、すっごい共感する。
私は子供を産む、ずっと前に『3匹のカエル』の夢を見てた。
夢の中で、そのカエル達がヘビとなり、やがて海に落ちて、3人の子供になって泳いで遠ざかる様に、
(あぁあ。
怖がらずに、もっと大切に扱えば良かったなぁ……)
と後悔していたので、実際に生活していく子供らが3人だった時には、
(夢の通りやん)
と驚いた。
子育てがうまくできず、後から
(もっと大切に扱ってれば……)
と後悔するのも夢の通りで、あの子らが健康に育ってくれてる事、それなりに私を慕ってくれてる事に感謝しかない。
で、特に付き合いのあるのが末っ娘になる訳だが最近、末っ娘が暗算できるようになってるのにビックリしてる。
彼女は識字障害なのか(診断名は違う)、出来る事出来ない事の差が大きく、PCを使った作業(主にクリスタなど。フォトショはまだ敷居が高いらしい)は抜群に上手いけど、
「よっか(4日)」
「ようか(8日)」
「はつか(20日)」
の使い分けが、わからないタイプなんだよね。
店員さんに、
「お得ですよ、これ。
10%OFFです」
って云われたら、
「すごーい。
それって半額って事ですか?」
って素で返して、店員さんの顔を引きつらせた事もあったっけ(後で、こっそり訊け、と注意したよ)。
同時に、
「もうすぐあの信号が変わるから、こっちで渡ろう」
と私に支持できる方向感覚も鋭い人でもある。
(方向感覚が優れてしまうのは、私が放っといたら、いつ事故にあってもおかしくないくらい、自由に横断しちゃうからだろうけど)
おそらく今も、数学や英語は苦手なままだろうけど、日常生活において困る事、恥をかく事は、もうないんだろうな。
少しずつ少しずつ、手を出すのをやめて、本人に任せていったけど、
(本当にもう、手を貸さないで良さそうだな)
と思ったら、感動よりも切なさが沸き起こるから勝手なもんだ。